無保険車傷害保険とは、事故を起こした加害者側(相手)が無保険であったり、当て逃げで等で加害者が分からない場合で、事故により死亡、または後遺障害を負った場合のみに支払われる保険です。
ですので、ケガによる治療費などでは無保険車傷害保険を使うことができませんので注意して下さい。
無保険車傷害保険を使わなければいけないケース
無保険車傷害保険は、その名の通り「無保険車」に対して使われる保険になります。
無保険車の対象者は??
- 事故を起こした加害者が対人賠償保険に加入していない
- 対人賠償保険には加入しているが条件を満たしていない場合(年齢制限など)
- 対人賠償保険には加入しているが補償額が損害額を下回る場合
- 当て逃げなどで加害者が特定できない場合
上記に該当する自動車との事故に遭遇した場合に「無保険車傷害保険」を使います。
逆に言えば、当て逃げなどでは無く、更に加害者(相手)が対人賠償保険にキチンと加入していれば、加害者側の対人賠償保険を使うことになるので、わざわざ自分の無保険車傷害保険を使うことはありません。
「今どき、保険に加入していない人っていないでしょ??」って思われるかもしれませんが、現在、公道で走っている自動車の約1割は任意保険(対人賠償保険)に加入していないと言われているので、自分がいつこの状況に陥るかもしれません。
自賠責保険でも保険は下りますが、死亡事故で最高3,000万円、後遺障害でも最高4,000万円までしか保険は下りないので、到底まかなえるはずはありません。
この記事は、自分が被害者の場合を想定していますが、自分が加害者になる可能性もあるので、逆の立場で考えた場合、被害者を苦しめない為にも、任意保険(対人賠償保険)は必ず加入しましょう。
無保険車傷害保険は対人賠償保険に自動セットされる
んじゃー、任意保険に加入する際に、無保険車傷害保険も加入しなきゃいけないと思われるかもしれませんが、任意保険に加入して対人賠償保険を付ければ自動で無保険車傷害保険もセットされるので保険料が高くなることもありません。
但し、当然ながら対人賠償保険を付けなければ無保険車傷害保険もセットされませんので注意して下さい。