自動車保険の任意保険には、大きく分けて「代理店型自動車保険」と「ダイレクト型自動車保険」が存在します。
代理店型自動車保険は従来からある国内損保の保険で、代理店のアドバイザーと自分に合った自動車保険のプランを直接対面して相談しながら選択できるので、これから初めて自動車保険に加入する人にとってはオススメできます。
代理店型保険については「安心を求めるなら代理店型自動車保険」を参照して下さい。
ダイレクト型自動車保険とは?
ダイレクト型自動車保険とは、1998年に保険業法が改正されて、保険料の自由化に伴い誕生した保険です。
インターネットや電話を利用して保険会社と直接契約するのが大きな特徴で、「通販型自動車保険」とも言われています。
CMで放送されている自動車保険の大半がダイレクト型自動車保険なので、自動車を乗ったことが無い人からしてみれば、ダイレクト型自動車保険の方が認知度が高いと思われるかもしれませんが、実際にはダイレクト型自動車保険のシェアは10%程しか無く、大半の加入者は代理店型自動車保険になります。
その理由として、自動車を購入した際に何も考えずに、ディーラーに勧められた任意保険(代理店型自動車保険)に加入する人が多いからです。
私も実際に、最初に自動車を購入したときは、自動車を購入したと同時に任意保険に加入しなければいけないと思っていたので、ディーラーに勧められるがまま他の選択肢を考えずに加入してしまった記憶があります。
ダイレクト型自動車保険のメリット
- 保険料が安い
- 手続きが簡単
- 保険料の比較が容易にできる
保険料が安い
ダイレクト型自動車保険を選ぶ一番のメリットは何と言っても『保険料が安い』と言う点です。
なぜ、保険料を安くできるのか?
その理由は、保険の販売方法にあります。
代理店型自動車保険は保険会社から代理店を経由してお客さんと契約するので、代理店へ支払う手数料が発生しますが、ダイレクト型自動車保険は代理店を通さずに直接お客さんと契約します。
自動車保険料を決定する要素のおよそ15%~20%が代理店への手数料と言われています。
ダイレクト型自動車保険では、この手数料を単純にカットできるので、その分自動車保険料を安くすることができます。
もう一つの理由としては、ダイレクト型自動車保険ではリスク細分型が主流になるので、例えば「走行距離が少ない」とか「事故をせずにずっと車に乗っている」など、事故のリスクが少ない条件であればあるほど、保険料を安くすることができます。
(逆に、事故を起こしまくっている人や年間走行距離が多くなる場合は、保険料が割高になる傾向が強い)
私も実際に、車を購入した時にディーラーから紹介された保険に加入しました。
その時の保険料が年間10万円程でしたが、あまりにも保険料が高いと感じたので、次の年に自分で探したダイレクト型自動車保険(三井ダイレクト)に変更したら保険料を年間6万円程に抑えることができました。
代理店自動車保険に比べると、条件にもよりますが、平均で2割~3割は保険料を安くすることができると言われています。
手続きが簡単
基本的にはインターネットを利用して保険の契約を行うので、店舗に行って契約する必要なく自宅で簡単に契約することができます。
私も現在、三井ダイレクトを契約していますが、早ければ10分ぐらいで申し込みが完了します。
保険料の比較が容易にできる
ダイレクト型自動車保険では保険料の一括見積ができるので、自分の条件だとどの保険会社が保険料が安くなるのかを簡単に探し出すことができます。
ちなみに、当サイトで紹介している任意保険の大半がダイレクト型自動車保険です。
ダイレクト型自動車保険のデメリット
- 保険内容を自分で選択しなければいけない
- 自分で契約しなければいけない
ダイレクト型自動車保険のデメリットとしては、保険の比較検討から契約まで全て自分主導で行わなければいけないという点です。
ですので、契約する際に保険に関してのある程度の知識がなければ、後々トラブルになる可能性があります。
逆に言えば、デメリットはそれぐらいしかありませんので、自動車保険に関しての知識がある程度ある人であれば、保険料が安くなるダイレクト型自動車保険を選択した方がいいです。
(まー、最近ではカスタマーセンターの対応も充実しているので、そこまで心配する必要はありません。)
また、「ダイレクト型自動車保険=事故後の対応が悪い」と決めつけている人が多いですが、決してそんなことはありません。
ダイレクト型自動車保険でも、事故後の対応を評価している人って沢山いるし、代理店型自動車保険だから事故後の対応が良いとも限りませんしね・・・