不運にも交通事故を起こしてしまった場合、車を安全な場所に停車、被害者の救護、警察への通報などの「措置業務」を一通り終えたら、自分が加入している損害保険会社(任意保険)へ連絡しましょう。
加害者であれば、被害者に対しての賠償のためにしなければいけませんが、被害者に関しても自分が加入している保険会社には一応連絡しておきましょう。
その理由として、もし被害者側にも過失があると判明した場合、自分の保険を使わなければいけなくなるのと、加害者が保険に加入しておらず、自分の保険を使わなければいけない状況になる場合があるからです。その後の対応を相談するためにも、連絡しておいた方が良いです。
加害者がまずやること(措置業務)に関しては、「交通事故を起こしてしまった場合にまずやるべきこと」を参照して頂き、被害者がまずやるべきことは「交通事故にあったときにまず被害者が注意すること」を参照して下さい。
まずやるべきことを終えたら、次に保険会社に連絡します。保険会社への連絡が遅れてしまうと、保険金の支払いまでの期間がドンドン先延ばしになり、被害者とのトラブルの原因になりますので、出来るだけ早く連絡することを心がけましょう。
今ある保険会社のほとんどが、365日24時間対応していますので、事故直後に報告しておけば、その後の処理もスムーズに進みます。そのときに、車のレッカー移動が必要な場合は一緒に依頼しておきましょう。
保険会社への報告内容
- 契約内容
- 事故の状況
- 損害の状況
- 事故後の措置
契約内容
電話をすると、まず契約内容を聞かれますので、手元に「自動車保険証券」を用意しておきましょう。聞かれる内容としては、保険証券番号、契約者の氏名・住所・電話番号など本人証明の確認を行います。特に困るような内容は無いでしょう。
事故状況
事故発生の状況を出来るだけ詳しく報告しましょう。
内容としては、事故発生の日時や場所、原因、現在の状況、届け出た警察署名など、事故に関する状況を報告します。また相手方や目撃者がいる場合は、その名前や電話番号も併せて報告します。
損害状況
双方の車両の損害状況、及び負傷者の有無、怪我の程度を報告します。治療を受けている場合は、治療を受けている病院名、現在までかかった治療費など。
事故後の措置
相手側との交渉状況を報告します。
連絡が遅れると保険金が支払われない可能性も・・・
事故発生の翌日から60日以内に保険会社に報告しなければいけないという「通知義務」がありますので、出来るだけ早く報告することを心がけましょう。(理想は事故当日)。
60日を超えてしまうと保険金が支払われない可能性もありますので注意して下さい。