交通事故を起こした場合、「措置業務」により、速やかに警察に通報をして、事故後の処置をしてもらわなければいけません。その際に、警察の実況見分が行われ、加害者と被害者は警察に対して、事故の状況(事故が発生した場所・警察が来るまでにした処置・けが人の有無など)を報告しなければいけない義務があります。
もし、警察への通報を怠ってしまうと実況見分が行われないので、その後に発行される「交通事故証明書」を書いてもらうことができません。
交通事故証明書とは?
交通事故証明書とは、いつどこでどの様な事故が起きたかの証明となる書面になります。交通事故証明書が無いと、その後、自動車保険会社に対して保険金の請求が困難になる場合がありますので、事故を起こした場合は、警察への報告は勿論、交通事故証明書の取得をしておきましょう。
交通事故証明書の取得方法
交通事故証明書は、事故が発生した場所を管轄している各都道府県の自動車安全運転センターで入手することができます。申請用紙は、交番や自分が契約している保険会社でも入手することができますので、必要事項を記入して、各都道府県の自動車安全運転センターに申請しましょう。
申請できる人は?
- 加害者
- 被害者
- 損害賠償の請求権のある親族など
必要事項
- 事故の種別
- 事故の発生日時
- 申請枚数
- 当事者の名前
- 申請者と当事者の続柄(本人以外が申請に来た場合)
- 申請者の住所・氏名
申請方法
郵便振替にて
最寄りの郵便局で交付手数料(1通:540円)を払い郵便振替にて申請することができます。交通事故証明書の交付まで、10日~20日程度かかります。
窓口で直接
自動車安全運転センターの窓口で直接申請することも可能です。交通事故資料が警察署等から届いていれば、基本的に即日交付してもらえますので、急いでいる場合は、直接窓口で交付してもらいましょう。
自動車安全運転センターのサイト内から
自動車安全運転センターのサイト内(http://www.jsdc.or.jp/)から申請することも可能です。