交通事故紛争処理センターとは、自動車事故を起こしたときに、被害者と加害者が契約している保険会社との間に立って、法律相談や和解あっ旋、審査手続きを無料で行っているセンターになります。
被害者が法律に関しての知識が乏しかったり場合に、当センターの弁護士が中立的な立場で対応してもらうことができます。センターの弁護士費用は一切かかりませんので、安心して利用することができます。
解決までの流れ
- 電話予約
- 法律相談・和解あっ旋
- 審査会による審査
電話予約
まずは、交通事故を起こされた被害者から当センターに電話で予約を行います。予約の受付は、月曜日~金曜日の9:00~17:00までになります。電話での相談は受け付けていませんので、注意して下さい。
法律相談・和解あっ旋
法律相談
資料を提出して、担当弁護士による面談を行い、問題点を洗い出して和解あっ旋に入ります。
※法律相談は事故直後や治療中など、まだ示談に至っていない段階での法律相談はできないようです
和解あっ旋
被害者が、和解あっ旋を相談担当弁護士に要請した場合、かつ、相談担当弁護士が和解あっ旋が必要と判断した場合に、センターから相手方保険会社に対して来所を要請して、当事者の出席を得て和解あっ旋に入ります。
審査会による審査
審査会による審査が行われます。申立人が同意した場合は、裁定の内容に基づき、示談書(免責証書)が作成され、保険会社で支払手続が行われます。
相談の際に必要なもの
必ず必要なもの
- 交通事故証明書
- 事故発生状況報告書
- 相手方保険会社名等の確認
- 保険会社等の賠償金提示明細書など
ケガ・後遺症の場合
- 治療を受けた病院の診断書
- 診療報酬明細書
- 治療費の領収書
- 通院交通費の領収書
- 休業損害証明書
死亡した場合
- 死亡診断書又は死体検案書
- 戸籍謄本
- 病院費用、葬儀関係の費用の領収書
物損事故の場合
- 修理費の請求書、又は修理工場の見積書
- 車両仮修理、引揚げ、けん引、運搬費の請求書又は見積書
- 代車を利用の場合は、使用車の請求書など
- 事故車両が全損となり、代替車両を購入した場合の代金及び登録費用などの請求書、領収書
- 車両の評価損を裏付ける資料
センターの基本的な情報
所在地 | 10ヶ所 |
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担当弁護士数 | 190人 |
審査員 | 44名 |
センターで行えない業務 | ・自転車と歩行者、自転車同士の事故など ・自賠責保険(共済)後遺障害の等級認定に関する紛争 ・加害者が任意保険に加入していない ・加害者が契約している任意自動車共済が、JA共済連、全労済、交協連、全自共及び共済連以外 など・・・ |
※2014年5月21時点の情報になります
センターの所在地一覧
所在地 | 電話番号 | |
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東京本部 | 新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル25階 | 03-3346-1756 |
札幌支部 | 札幌市中央区北1条西10丁目札幌弁護士会館4階 | 011-281-3241 |
仙台支部 | 仙台市青葉区一番町4-6-1 仙台第一生命タワービルディング11階 | 022-263-7231 |
名古屋支部 | 名古屋市中村区名駅南2-14-19 住友生命名古屋ビル24階 | 052-581-9491 |
大阪支部 | 大阪市中央区北浜2-5-23 小寺プラザビル4階南側 | 06-6227-0277 |
広島支部 | 広島市中区立町1-20 NREG広島立町ビル5階 | 082-249-5421 |
高松支部 | 高松市丸の内2-22 香川県弁護士会館3階 | 087-822-5005 |
福岡支部 | 福岡市中央区天神1-9-17 福岡天神フコク生命ビル10階 | 092-721-0881 |
さいたま相談室 | さいたま市大宮区吉敷町1-75-1 太陽生命大宮吉敷町ビル2階 | 048-650-5271 |
金沢相談室 | 金沢市本町2-11-7 金沢フコク生命駅前ビル12階 | 076-234-6650 |
※2014年5月21時点の情報になります
【交通事故紛争処理センターのホームページ】
http://www.jcstad.or.jp/