日弁連交通事故相談センターとは、日本弁護士連合会(日弁連)が実施している相談センターで、弁護士が自動車事故に関する損害賠償問題の適正かつ迅速な処理を促進し公共の福祉の増進に寄与することを目的としており、無料で相談することができます。
平成23年の示談あっ旋成立率は、83.34%と大きな支持を受けています。
交通事故紛争処理センターの特徴
- 費用がかからない
- 全国159ヶ所に相談所がある
- 被害者の救済に取り組んで40年
- 利益追求をしない
- 相談者の心に寄り添う
- 国内の自動車事故の当事者であれば誰でも相談可能
- 交通事故に関する経験豊かな弁護士が対応
当センターで相談できる内容
- 損害賠償額の算定
- 賠償責任の有無、過失の割合
- 賠償責任者の認定
- 損害の請求方法
- 自賠責保険及び自動車保険関係の問題、政府保障事業
- その他交通事故の民事上の法律問題
相談方法
相談の方法としては、相談者と弁護士が面接の形式で行う「面接相談」と「電話」での相談の二つの方法があります。電話での相談の方が手軽に行えますが、電話ではどうしても事故状況などを十分に把握しにくいので、できればセンターで直接面談をして相談されることをおすすめします。
相談時に必要な書類など
- 交通事故証明書
- 診断書、後遺障害診断書
- 治療費明細書
- 事故前の収入を証明するもの(給料明細書、休業損害証明書など)
- 相手方からの提出書類や、示談交渉をしていれば、その過程
- 加害者の任意保険の有無と種類
相談の拒否
- 弁護士法第72条違反の疑いのある者からの申込み
- 相談者がすでに弁護士である代理人を選任しているとき
- 相談回数が原則として同一事案につき5回を超えるとき
- 事故当事者本人以外の者からの申込みであるとき(例外あり)
- その他、相談を行うのに適当でないと認められるとき